嚥下調整食の食形態 学会分類2013(食事)早見表 栄養・口腔機能のLIFEへの情報提出項目
 

科学的介護推進システム(LIFE)への情報提出の項目として「食形態」があり、科学的介護推進体制加算や栄養マネジメント加算、口腔機能向上加算などの加算で評価を行うことが求められています。

「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類 2013」に基づく食形態の情報

科学的介護推進システム(LIFE)への情報提出にあたっての経口摂取の場合の「食形態」については、「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類 2013」に基づいて食形態をコードで判断します。「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類 2013」に基づく食形態の情報は、UDF:ユニバーサルデザインフードなどとの対応もあります。

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嚥下調整食の食形態 学会分類2013(食事)早見表を用いてLIFEへの情報提出をする加算

嚥下調整食の食形態 学会分類2013(食事)早見表を用いて食形態を評価して、科学的介護推進システム(LIFE)への情報提出を行うことが要件になっている加算は以下です。

  • 科学的介護推進体制加算(科学的介護推進に関する評価)
  • 栄養マネジメント強化加算
  • 栄養アセスメント加算
  • 口腔衛生管理加算
  • 口腔機能向上加算

 

科学的介護推進システム(LIFE)への「食事の形態(コード)」は学会分類2013(食事)早見表で

以下は、『日摂食嚥下リハ会誌17(3):255–267, 2013』 または 日本摂食嚥下リハ学会HPホームページ: https://www.jsdr.or.jp/doc/doc_manual1.html 『嚥下調整食学会分類2013』 を表から記事の形に改変したものです。表の理解にあたっては『嚥下調整食学会分類2013』の本文をお読みください。

常食

特に配慮のない普通の食事

4 ー嚥下調整食 4

形態

かたさ・ばらけやすさ・貼りつきやすさなどのないもの
箸やスプーンで切れるやわらかさ

目的・特色

誤嚥と窒息のリスクを配慮して素材と調理方法を選んだもの
歯がなくても対応可能だが,上下の歯槽提間で押しつぶすあるいはすりつぶすことが必要で舌と口蓋間で押しつぶすことは困難

主食の例

軟飯・全粥 など

必要な咀嚼能力

上下の歯槽提間の押しつぶし能力以上

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL4
高齢者ソフト食
UDF区分2およびUDF区分1の一部

3 ー 嚥下調整食 3

形態

形はあるが、押しつぶしが容易、食塊形成や移送が容易、咽頭でばらけず嚥下しやすいように配慮されたもの
多量の離水がない

目的・特色

舌と口蓋間で押しつぶしが可能なもの
押しつぶしや送り込みの口腔操作を要し(あるいそれらの機能を賦活し),かつ誤嚥のリスク軽減に配慮がなされているもの

主食の例

離水に配慮した粥 など

必要な咀嚼能力

舌と口蓋間の押しつぶし能力以上

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL4
高齢者ソフト食
UDF区分3

2-2 ー 嚥下調整食 2-2

形態

ピューレ・ペースト・ミキサー食などで、べたつかず、まとまりやすいもので不均質なものも含む
スプーンですくって食べることが可能なもの

目的・特色

口腔内の簡単な操作で食塊状となるもの(咽頭では残留,誤嚥をしにくいように配慮したもの)

主食の例

やや不均質(粒がある)
でもやわらかく,離水もなく付着性も低い粥類

必要な咀嚼能力

(下顎と舌の運動による食塊形成能力および食塊保持能力)

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL3
えん下困難者用食品許可基準Ⅱ・Ⅲ
UDF区分4

2-1 ー 嚥下調整食 2-1

形態

ピューレ・ペースト・ミキサー食など、均質でなめらかで、べたつかず、まとまりやすいもの
スプーンですくって食べることが可能なもの

目的・特色

口腔内の簡単な操作で食塊状とな
るもの(咽頭では残留,誤嚥をしにくいように配慮したもの)

主食の例

粒がなく,付着性の低いペースト状のおもゆや粥

必要な咀嚼能力

(下顎と舌の運動による食塊形成能力および食塊保持能力)

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL3
えん下困難者用食品許可基準Ⅱ・Ⅲ
UDF区分4

1j ー 嚥下調整食 1j

形態

均質で、付着性、凝集性、かたさ、離水に配慮したゼリー・プリン・ムース状のもの

目的・特色

口腔外で既に適切な食塊状となっている(少量をすくってそのまま丸呑み可能)
送り込む際に多少意識して口蓋に舌を押しつける必要がある
0jに比し表面のざらつきあり

主食の例

おもゆゼリー,ミキサー,粥のゼリー など

必要な咀嚼能力

(若干の食塊保持と送り込み能力)

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL1・L2
えん下困難者用食品許可基準Ⅱ
UDF区分4(ゼリー状)
(UDF:ユニバーサルデザインフード)

0t ー 嚥下訓練食品 0t

形態

均質で、付着性・凝集性・かたさに配慮したとろみ水
(原則的には、中間のとろみあるいは濃いとろみのどちらかが適している)

目的・特色

重度の症例に対する評価・訓練用少量ずつ飲むことを想定
ゼリー丸呑みで誤嚥したりゼリーが口中で溶けてしまう場合
たんぱく質含有量が少ない

必要な咀嚼能力

(若干の送り込み能力)

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL3の一部 (とろみ水)

0j ー嚥下訓練食品

形態

均質で、付着性・凝集性・かたさに配慮したゼリー
離水が少なく、スライス状にすくうことが可能なもの

目的・特色

重度の症例に対する評価・訓練用少量をすくってそのまま丸呑み可能
残留した場合にも吸引が容易たんぱく質含有量が少ない

必要な咀嚼能力

(若干の送り込み能力)

他の分類との対応

嚥下食ピラミッドL0 えん下困難者用食品許可基準Ⅰ

 

 『日摂食嚥下リハ会誌17(3):255–267, 2013』 または 日本摂食嚥下リハ学会HPホームページ: https://www.jsdr.or.jp/doc/doc_manual1.html 『嚥下調整食学会分類2013』 を表から記事の形に改変したものです。表の理解にあたっては『嚥下調整食学会分類2013』の本文をお読みください。

 

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