介護職の仕事のやりがいを「アピール技術」でアップさせる

 

介護の仕事にはやりがいという要素が重要ですが、仕事した甲斐である成果に対して表現することを控えてしまいます。
この記事では、介護職のやりがいをアップさせ、頑張ろうという気持ちを引き出させるためのアピールのポイントを紹介します。

やりがいが介護職員を支えている?

やりがいは仕事の選択や継続と密接にかかわっています。
介護職という仕事は、もっと評価されてよい職業だといろいろな場面で聞きます。
介護の質は数値化できないからと均一化されてしまった低賃金で働いています。
さらに、介護の報酬はほぼ介護保険から支給されているため、経営面では安定ですが、伸び白は少ない事業です。
もしかしたら、利益度外視で赤字になってもいいことしようという法人もあるかもしれませんが…ね。
ほとんどの場合、福祉は低賃金が当たり前で、それゆえに人材が集まりにくく、定着もしずらくなっています。
安いのはどこに行っても一緒、ならば楽で働きやすいところに行こうというサイクルです。
そんな話をよく聞きます。
実際に介護職の方と話すと、職場やお給料の愚痴ばかりいいながら、最後は開き直って「やりがいがあって続けている」ということにおちつきます。
しかし、実際に「やりがい」ってどんなときに発生するかを考えたことはありますか?

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「やりがい」を感じるテクニック

介護は、ほとんどの場合、目の前の人の「生活」を助けています。
おそらく、それで正しいと思います。
ただ、「誰のため?」を考えたとき、その介護を受けるために、お金を払っている人がいることを忘れてはなりません。
支払い者が本人の場合もありますが、実はもっと重要な2つの支払者がいることを忘れてはなりません。

  1. 要介護状態になった当人の家族や親族
  2. 国や自治体

家族や親族にも2種類います。

自分で親や親せきの面倒を見たい気持ちはあるけれど、仕事や家庭があるために介護サービスに頼らざる得ないケース

たまに面会に来て、ちゃんと見てもらっていると安心してくれます。

くそジジイやくそバババの面倒なんか見たいくないし、本当は連絡もとりたくないから介護施設にぶち込んでおこうというケース

状態の変化などを連絡すると、そんなことで連絡しないで欲しいと言われることもあります。

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アピールは、支払者と本人ニーズに合わせる

上記のように、介護サービスに頼ってくる人には大きく2つのニーズがあることが分かります。介護施設は、野良犬や野良猫が連れて行かれるような保健所みたいな役割も残念ながらあります。
しかし、預ける側の人の事情はケアに当たる介護現場ではあまり関係ありません。
運営者やケアマネジャー、相談員など、家族との橋渡しをする側の人間が、どんなニーズで利用してるのかを把握しておき、必要に応じて介護の現場に落とすことは大切です。
さて、本題の「やりがいを感じるためのアピール」ですが、ニーズを知り、ポイントを抑えることから始めます。
ニーズさえ抑えれば、90%は「ありがとうございます」と言わせてしまうことができる仕事が「介護」です。
例えば、「寝てるだけじゃかわいそうだから起きている時間を増やしてほしい」ということが一つのニーズだったとします。
その時には、家族や親戚がいつ面会にきても自信を持って「○○の時に、○分くらい起きて○○しました!楽しそうにしてくれました!」などと、ニーズの部分を絡めた報告をするとグッドです。

お変わりなく、穏やかに過ごしています

介護の現場では、「お変わりなく、穏やかに過ごしています」というセリフがよく使われます。
毎日おなじことして、ぼーっとしてるだけなんだなぁっていう印象しか受けないので、これではありがとうも言ってもらえないですし、やりがいも感じにくいことでしょう。
本人に対しても、同様でニーズ(したいこと、将来のゴール、意欲)などを聞き出したり、情報から創造したりしてコミュニケーションすると、やりがいのヒントが見えてくるかもしれませんね!

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