バリアフリーな水道でも袖が濡れる水流の角度だと利用する障壁になる
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自立支援などに取り組むなかで、ユニバーサルデザインのはずの洗面台の水道の水が出る角度がバリアフリーじゃなかったので思ったことをシェアします。以前、商業施設のトイレがとてもいい感じで、大人のおむつ交換台までついてという記事を書きましたが、今回はちょっと違った視点でトイレを考えてみようと思います。

バリアフリーな設計は社会で充実、誰でも実用的な状態になってきている

バリアフリーやノーマライゼーションが進み、公共施設やたくさんの人が利用するデパート、ショッピングモールなどは子どもや障害のある方に配慮した設計の多目的トイレが設置されています。平成18年(2006)に「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(通称:バリアフリー新法)が施行され10年以上が経ち、交通や建物で円滑に移動や活動ができるような社会整備がだいぶ進みました。代表的なのはエレベーターや障害者トイレ(多目的トイレ)だと思います。
優先度が高い施設からバリアフリー化に着手されていますが、今でも円滑な移動ができない駅などにエレベーターが設置されるなどまだまだ施策は進められています。

センサーで自動で水が出る、簡単に動かせる蛇口

最近の洗面台は、蛇口を握ってひねるタイプは少なくなり、テコの原理で簡単に持ち上げたり回したりられるノブや、センサーで自動で水流が出る水道が増えました。特に、センサーで自動で水が出るタイプは、汚染された部位に触れることもなく、衛生的な観点からもとても優れていると思います。
手が不自由な方や、車椅子で立ち上がって蛇口の操作ができない方にとってとても助かる機能だと思います。

バリアフリーな水道でも袖が濡れる水流の角度だと利用する障壁になる

多目的トイレはとても便利になってきており、大人から子供までおむつを取り替えたり、汚物を処理できたり、着替えできたり、幼児のためのお丸(補助便座)があったりと、いろいろなケースを想定して排泄などができるようになりました。その中でちょこっとだけ残念だったのが洗面台なのです。洗面台は手を洗うときに使いたい設備で、車椅子の方や幼児などのバリアフリーに配慮して低い位置に設置するなど工夫されています。洗面台の下にも車椅子が入り込めるような空間を用意しているなど、かなり実用的な設計だなぁと感じるのですが、水道の水の向きがもったいない!洗面台の水受けが低い位置にあるので、車椅子の方や幼児でも水道まで届くのですが、低い位置から手を伸ばすと水が手の袖にかかってしまったり、幼児の高さだと水が跳ねて顔にかかったりしてしまうのです。

センサーで自動で水道が出ることによる弊害

幼児だけでなく、高齢者や障害者も、洗面台の縁を支点にして体を支えて水道で手を洗うというケースが結構あります。その時、どうしても自動のセンサーが動いてしまい、意図しない場所に水がかかってしまうことがあります。例えば、左側に石鹸タンクが設置されていることが多いですが、ちょうどその石鹸タンクに手を伸ばそうとすると、右側にある水の出口のセンサーが反応して水が出てきていしまい袖がびちゃびちゃに濡れてしまったりします。

すべての人にとって快適な形(ユニバーサルデザイン)はかなり難しいのですが、いろいろな気付きが合わさって少しずつ快適度が上がっていけばと思います。

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