ぽっこりお腹の6つの原因 下腹部のポッコリ姿勢を解消する方法
 

今回は、男性も女性も気になる、ぽっこりお腹の原因や改善について考えてみたいと思います。

姿勢や容姿を気にする人は多く、高齢者でも若い人でも腹回りは気になりやすい部位で、ガードルや骨盤ベルト、タオルなどでぽっこりお腹を隠したりしている人もいます。

メタボリックシンドロームと言われるような腹囲の増加ならば、内臓脂肪の蓄積などある程度原因が明らかですが、特に太っていないければ下腹部がぽっこりと膨らんでいるような状態だと心配になる方もいますよね。

この記事では、ぽっこりお腹の原因になる可能性があることを6種類に分けて紹介し、解消法について考えてみたいと思います。

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ぽっこりお腹の原因と解消法の基本的な考え方

ぽっこりお腹の原因を考えるとき、一般的にはおなかにガスが溜まっていることや、胃下垂などが挙げられています。

しかし、原因やぽっこりお腹のメカニズムは単純なものではないため、もう一歩踏み入って考えてみる必要があります。ぽっこりお腹の原因は内臓だけの問題とは限らず、体の機能、解剖学的な位置関係、生活習慣全体の問題としてみていく方が柔軟な考え方や解消法ができると思います。

ぽっこりお腹について考えるとき、まず、横隔膜⇒内臓⇒お腹という形で、これらのつながりから考えてみる必要があります

ぽっこりお腹は、おなかの中身が収まり切れないことや、おなかの中の臓器の一部が普通と違う場所に来ていてポコッと膨らんで見えるということが基本的な原因の考え方です。

お腹の中は腹腔という袋になっていますが、天井は横隔膜、後ろは背骨、下は骨盤に詰まっている膀胱などの臓器、そして恥骨と上前腸骨棘とを結ぶ鼠経靭帯など、前側は恥骨が腹筋群という形になっています。つまり、腹腔の後ろ側と下部と前の下部(鼠経靭帯までの部分)は、ほぼ膨らむ余地はなく、臓器にかかる重力もあるので下腹部に膨らんだ部分が露出しやすいのです。

良い姿勢とはどんな姿勢かについて

ぽっこりお腹の原因や対策を考える人は同時に良い姿勢とはどんな姿勢かについても考えておられると思います。 良い姿勢について詳しくはこちらで解説しています。

ぽっこりお腹の原因1 横隔膜が下がり胃下垂・内臓下垂

ぽっこりお腹の原因として、胃下垂や内臓下垂により内臓が前の腹壁のところまでに収まりきらないでぽっこりと下腹部に膨らんで出てくるということがあります。

肋骨の中には、肺、心臓が格納されています。肋骨は呼吸の時に膨らんだり縮んだりしています。
肺の下には横隔膜があり、食道が横隔膜を貫いていて、すぐ近くには胃があります。横隔膜と胃はほぼワンセットになっていて、横隔膜が下がっていると、胃も通常より下の方にある可能性が高いです。

ぽっこりお腹の原因2 内臓の癒着

肝臓、胃、腸はそれぞれ別々にあります。この中で最も重いのは肝臓です。肝臓は胃に一部覆いかぶさるように位置しています。また、横隔膜とも一部くっついています。
例えばこれらの臓器の中で、胃が腸のホースの中にぼっこりおっこちてしまい、そのままくっついてしまうと胃は腸に引っ張られて下の方に行ってしまいます。
例としては、胃潰瘍などで胃に穴が開いた後に、その穴のところが治るときに別の臓器にくっついてしまうことなどがあります。

ぽっこりお腹の原因3 体幹・腹筋群の弱化

ぽっこりお腹の原因の3つ目は、体幹や腹筋群が弱ってしまい、腹腔内の内臓を定位置に抑え込んでおけなくなっている可能性が挙げられます。

内臓は、腹腔というお腹の袋の中にギュウギュウ詰めに入っています。
袋の後ろ側は背骨がありそれ以上膨らめませんが、前側は皮膚とその中の腹筋が支えになっているため、お腹は出てきます。
ちなみに、ほとんどの臓器は、腹腔の膜に後ろ側はひだ状に繋がってぶら下がっています。

以下の記事で紹介している体幹トレーニングは、ぽっこりお腹にも効果がある可能性があります。

体幹強化トレーニング 腰痛予防

ぽっこりお腹の原因4 猫背姿勢、内臓を圧迫する座位姿勢

仙骨座りのイラスト

体幹筋・腹筋群と合わせて、姿勢によりお腹が出てしまう、内臓下垂が起こりぽっこりと下腹部がでていることもあります。

体の芯は背骨(脊柱)ですが、前後でみると明らかに前の方が重いのです。それを後ろ側は背筋群、前側はいっぱいに詰まった内臓と肋骨・腹筋などが支えています。

猫背姿勢や円背姿勢になると、胸郭(肋骨で囲まれた範囲)が狭くなったり、十分に膨らまなくなり、結果として内臓が圧迫されぽっこりお腹となって現れます。また、腹筋の活動も低下するので筋力低下を起こします。常に猫背になると、背筋も弱ってくるので、内臓の重さに耐えられない体になっていきます。

これらと同時に、骨盤回りや呼吸筋の筋力低下などいろいろな要素が重なり、仙骨座りなどの悪い座位姿勢をとりやすくなり、更に改善が難しい変形などに繋がることがあります。

内臓下垂の原因5 呼吸方法、生活習慣の原因

呼吸の方法によっても姿勢の乱れや筋力低下が出現し、下腹部が目立ちやすくなることがあります。また、常に立ち仕事、常に座り仕事など、極端に同じ姿勢を取りやすい生活をしている方も、姿勢や内臓の圧迫具合などに影響が出ます。
姿勢や筋力低下などのことと関連していますが、呼吸の方法によっても姿勢の乱れが出現します。

呼吸をしてみるとわかりますが、息を吸うとき(吸気)に横隔膜が下に下がり、おなかは膨らんできます。
息を吐くとき(呼気)に横隔膜は上に挙がり、おなかは引っ込んでいきます。この時、呼吸に合わせておなかの周りや肋骨を支える筋肉の収縮もあります。

背中の筋肉が硬くなっていたり、胸郭がしなやかに立体的に膨らまないと、お腹がぽっこりしてくる原因になります。ぽっこりお腹の解消法というと、短絡的には腹筋などのお腹に関わる運動が効果的かと考えてしまいますが、胸郭がしっかりと動くように深呼吸や胸を開く運動、肩甲骨を動かす運動などがぽっこりお腹の改善に役立つ可能性は十分あります

内臓下垂の原因6 急激なダイエット 低栄養やクワシオルコル

低栄養(カロリーの不足、必要や栄養素の不足)になると、骨格骨がごつごつと露出しているにもかかわらず、お腹だけぽっこりしている状態のことがあります。

クワシオルコル病という病気をご存知でしょうか?
蛋白質の欠乏によって起こる栄養失調を「クワシオルコル」と呼び、大きくふくれたお腹がその特徴です。
蛋白質が不足すると血液中の液体成分が胃に流出して、胃が膨張します。
これは、難民など飢餓の子どもなどに多いですが、誤ったダイエット法を行う女性にも栄養失調によるぽっこりお腹が起きるケースがあります。

内臓下垂の原因7 女性の場合は、婦人科疾患の場合も

弱った骨盤底筋を鍛える

女性は下腹部に子宮・卵巣が入っています。この部分が卵巣嚢腫や卵巣がんなどで腫れたりすると下腹部が隆起したような形になることもあります。

内臓下垂、腸下垂、ぽっこりお腹の原因を判断するなら病院へ

ここの情報は一般論です。病院で精密検査をお勧めします。
女性ならばレディースドックなどの人間ドックが良いと思います。

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