新型コロナウイルスの特徴と感染源を断つための対策方法まとめ
 

新型コロナウイルス感染症の症状の特徴や感染経路

新型コロナウイルス感染症について、感染者数が増加する中、特徴や感染経路が少しずつ分かってきました。いつごろまで感染者が増加するのかはまだわかりませんが、流行を少しでも抑えるために各自が特徴や感染経路を知りできる対策をしていきたいですね。

新型コロナウイルス感染症の症状の特徴

発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。感染しても軽症であったり、治る例も多いですが、季節性インフルエンザと比べ、重症化するリスクが高いと考えられます。重症化すると肺炎となり、死亡例も確認されています。

特にご高齢の方や基礎疾患のある方は重症化しやすい可能性が考えられます。

新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染により感染します。空気感染は起きていないと考えられていますが、閉鎖した空間・近距離での多人数の会話等には注意が必要です。

新型コロナウイルスの感染経路「飛沫感染」とは

飛沫感染のイラスト

感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。

新型コロナウイルスの感染経路「接触感染」とは

接触感染のイラスト

感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

石鹸で手洗いして接触感染を防ぐ

接触感染が感染経路である新型コロナウイルス感染症は、手洗いが大切です。薬用石鹸での「殺菌」ということが必要だと思われがちですが、接触感染を防ぐためには石けんでよく洗い、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かすという「除菌」の観点も大切です。感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手でドアノブや手すりなど周りの物に触れていることはありえることです。帰宅時や調理の前後、食事前などにこまめに石けんやで手を洗い、自分の手にウイルスがついた状態で口・鼻・目などに触れて感染することを防ぎましょう。

アルコールなどで「手指消毒」

石鹸での手洗いと合わせて、アルコールなどでの手指消毒も有効です。

アルコール消毒液

アルコールによる手指消毒は、厚生労働省でも有効であると感染予防として推奨しています。

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は、電解水の一種で、食品添加物として食肉の表面の消毒などに使われています。新型コロナウイルスを無効化したというデータはありませんが、ノロウイルスやインフルエンザウイルスなどの様々なウイルスに対して効果があったデータがあります。次亜塩素酸水について詳しくは「次亜塩素酸水はノロウイルスの消毒にも効果的、使用方法を紹介」で。

飛沫感染を防ぐ「マスク」「ゴーグル」

マスクで口と鼻をしっかりと覆うことで、口や鼻からウイルスを含んだ飛沫を吸い、粘膜で感染するというリスクを減らすことができます。また、例えば感染者が目の前でしゃべっていた場合、飛沫が目に入ることもありますので場面によってはゴーグルやメガネも対策になります。

「体温計」での体温測定・検温

感染症に罹患している場合など体調が悪い時には、体温が上昇します。新型コロナウイルス感染症の相談・受診の目安として、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く状態が挙げられています。また、通所介護や短期入所などでの新型コロナウイルス感染拡大防止のポイントとして、職員もご利用者も出勤前に各自体温を測定し、発熱が認められる(37.5度以上)の場合には出勤を行わず、管理者に報告とされています。バイタルチェックの検温についての知識は「バイタルサインの体温測定 発熱(微熱・高熱)と体温調整」にまとめています。

環境消毒に「次亜塩素酸ナトリウム」など

居室、客室、食堂、エレベータ、廊下など様々な場所で、手や指が頻回に接触する箇所(ドアノブ、スイッチ類、手すり、洗面、便座、流水レバー、机、椅子の背、ボタンなど)もハイター・ピューラックスなどの塩素系消毒液や、アルコールなどで消毒を行います。(金属は錆びますので次亜塩素酸ナトリウムは使用しない方が良いといわれています)

空気清浄機・イオン発生機でのウイルス抑制

ナノイーXやプラズマクラスター搭載の空気清浄機でウイルスを抑制

ナノイーXやプラズマクラスターなど、空気中に存在する、浮遊菌や 付着菌を抑制します。

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノでウイルスを抑制

介護施設などのにおい対策として注目されたパナソニックのジアイーノですが、あくまでも家屋内のみですがウイルス抑制効果が感染症対策としても有効です。空気中の菌やウイルスを抑制するだけでは、お部屋はキレイになりません。菌やウイルスは、ドアノブや家具、カーテンなどにも付着しています。「ジアイーノ」なら、揮発した次亜塩素酸を空間に放出するので、お部屋に付着した菌やウイルスにも効果を発揮。

汚染された空気を「換気」する、ホコリをしっかり掃除する

感染症対策として意外と見落とされがちですが、室内の換気と掃除は大切です。例えば新型コロナウイルスは飛沫感染や接触感染が感染経路ですが、部屋の中がホコリだらけだと、部屋を漂っている細かいホコリにウイルスを含んだ微量の飛沫などが付着して、目や鼻などに入ってきてしまうことなどもあり得ます。ホコリや空気中の目に見えないような小さな飛沫は、換気とおそうじで除去して対策しましょう。

空間の衛生対策「クレベリン」

目には見えない小さなホコリやチリにくっついてウイルスや菌が空間に浮遊していたり、物にくっついたりしています。クレベリンは空間だけではなく、物に付着したウイルスや菌も除去してくれる製品。色々な人が出入りする玄関、居間、寝室などお家の中の様々な所で使える衛生対策のベースとなる製品です。詳しくは「ウイルス失活化の3つの方法、生活空間除菌の効果的な使用方法」の記事で紹介しています。

「使い捨て手袋」でウイルスを含むものに接触することを防ぐ

感染している方や疑いのある方などに関わるときには、飛沫や排せつ物などを含むものを気付かずに触ってしまうこともあります。使い捨て手袋を使用し、使用後はビニル袋等で密閉して破棄しましょう。

免疫を高めるために、過度な不安、ストレス、睡眠不足などを避けましょう!

私たち生物は、多くの病気を自分たちの体の防御機構である免疫機能で対処して生命を保っています。不安やストレス、睡眠不足、胃腸に負担が大きい食事など、自分の体が弱ってしまう状態だと感染症にかかりやすいですし、様々な要因で体調を崩しやすいです。