老廃物や有害物を排泄・解毒(デトックス)する機能は、人のからだにたくさん備わっています。皮膚・肺・肝臓・腎臓・大腸など、それぞれの器官でからだに有害な物質を無害に変えています。どんな排泄・解毒が行われるかまとめました。
皮膚での排泄
皮膚は食べ物から得た水分と塩分を汗腺を介して排泄
人体の塩分濃度は、身体の中にある水分量の約0.85%といわれています。 体重の約60%は水分なので、 体重60kgの成人なら、体内には36kgの水があるということです。 ですので、単純に計算しますと 36kgの水のうちの0.85%が塩分ですので、306gの塩分が身体の中に存在している ということになります。
汗の成分
汗の成分は、その99%が水ですが、残り0.05%が塩分、その他鉄分や乳酸、カリウムなどが含まれています。これは汗のかき始めの時の成分の割合で、長く汗を書いていると、塩分の濃度は0.5%程度まで上がります。
排泄とは少し話題がそれますが、「加齢臭は皮脂の酸化が原因、若者の汗臭さ対策は良い菌の活性」の記事も体のキレイに役立つかもしれません。
肺での排泄
肺は二酸化炭素と多少の水を気管と鼻を介して排泄
二酸化炭素はグルコース(ブドウ糖)を、エネルギー源として燃やした結果に生じます。 身体は生きている限り、エネルギーを原料に代謝して、二酸化炭素を排泄します。
肝臓での解毒と排泄
肝臓と胆のうはビリルビンを排泄
肝臓と胆のうはビリルビンを排泄します。肝臓では赤血球のヘモグロビンを分解した結果ビリルビンが生成され、胆汁として大便の中に排泄します。
他にも、有害物質アンモニアを腎臓で排泄される尿素に代謝しているのも肝臓です。
腎臓での解毒と排泄
腎臓は、心臓から拍出された血液の3割を受け、尿素と水と無機塩類(ナトリウム、カリウム、塩素、リン、カルシウム、マグネシウムなど)を膀胱と尿道を経由して排泄します。
人間がタンパク質などの窒素化合物をたくさん取り入れます。その過剰分のほとんどが尿の中に尿素の形で排泄されます(成人は尿素を 1日 30 g ほど排泄する)。
大腸での排泄
大腸は大便を肛門を通して排泄
大便は食べ物から栄養分を取り除かれたあとの残りかすや、細菌の死骸、腸の壁が剥がれたものなどです。
詳しくは知らなかった大便(うんち・うんこ)のこと!
排泄や解毒の効率を高める知識を「腸活・菌活のために良いこと 排便に導く腸内環境を整える方法」や、「腸内環境・細菌バランス改善、免疫に善玉菌とオリゴ糖が良い理由、効果」でも詳しく紹介しています。
デトックスは様々
高齢者は、身体の中で分解する能力や速さ、老廃物を排泄する能力ともに低下してしまいます。
上記であげた5種類の排泄器官は分かりやすいように一部を抜粋した形です。 大便が出ないことや、汗をかかないことなどが注目されますが、おしっこや呼吸も重要な排泄の仕組みです。
どうでしょう?
介護するなかでバイタルサイン、水分摂取量、排泄などを記録することと少し繋がりそうじゃないですか!?
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