エリクソンの心理社会的発達理論に基づき、乳児期から老年期までの発達課題を段階別に詳しく解説。学童期の勤勉性、青年期のアイデンティティ確立、老年期の統合などを表と文章でわかりやすく紹介します。福祉や教育現場で活か...
QOLとは、Quality of Lifeの略で、人生の質、生活の質と訳され、一人一人の満足感や幸福度などのことを表した言葉です。
オタワ憲章という定めの中で「ヘルスプロモーション」という考え方が提唱され「健康は生きることの目的ではなく、生きていくために必要不可欠な資源(手段)であり、最終目標は人々のQOLを高めること」と位置づけました。
「健康はQOLを高めるための土台の一つ」という考え方が定着し、健康を大切にしつつ、同時に死が近づいたり、健康を取り戻すことが出来なくなった状態でも、その人らしい活動や生き方のスタイル、好きなことを続けるなど、QOLをできるだけ高めていけるように関わることが大切であると考えられ始めました。
普段の介護や看護で身近に関わる人が、当事者の置かれている状態や困りごと、不安なことなどを考え、寄り添いながら、その人が本当に望む生活、最期のときまでを視野に入れてどんなことをしたいのか、やり残したことはないか、その方の生き様としてふさわしいかなど、多面的に相手の立場になって考え、どうしたら実現できるのかを考えて、その方を囲むチームで協力して支援していくことがQOL向上に重要です。