体の健康のことを考える時に、内臓の病気などがまず頭に浮かぶと思いますが、動くために必要な「足」についても放置していると歩くことができなくなったり歩く姿勢が悪くなったり問題が大きく出てくるリスクがあります。人間が健康な状態で過ごせる期間である「健康寿命」という概念が注目されていますが、足の寿命は体の他の部分よりも短くなりやすく、 健康に活動的な生活を送る上でも足がしっかりとしていることは重要なことです。理学療法士の視点から、健康な足になるための観察点や気を付けたい症状、足の状態をよくする3つのポイント、足の爪の正しい切り方など、足のコンディションを整えるコツをお伝えします!
このページの目次
足の関節や筋肉は複雑、 バランスが崩れると足から姿勢や歩行の乱れが起きる
人間の足が立っている時は歩いている時に体重がすべてを支えているのですが、関節や筋肉などが複雑に存在してバランスを保っています。人の足には、骨が26個、骨と骨をつなげる関節が38個、さらに骨と骨を固定している靭帯が107個、力を出すための筋肉が32種類存在しています。単純に足と言ってもこれだけのものが複雑に影響し合っているので、絶妙なバランスが保たれて足の機能、そして足の上の載っている体の姿勢や足を使って移動するときの負担の少ない歩行のフォームなどが維持されています。
このカーブが綺麗に保たれていると、足にかかる体重が分散されて負担が少なく歩けると言われています。この足のアーチを維持している要素としては、関節や筋肉、靭帯などがありますが、加齢や不適切な歩き方などで崩れてくると、アーチがなくなり「扁平足」という健康な足の状態になります。
広告
不健康な足に現れる症状
不健康な足の状態で現れる症状として、 土踏まずが低くなる扁平足があると紹介しました。その他にも不健康な足の状態だと現れる症状としては、特定の部位の関節や皮膚に負担がかかってしまってそれが症状となって現れるケースがあります。
例えば巻き爪やタコ、外反母趾なども、偏った負担がかかることによって起きる症状と言えます。
女性や高齢の方に多い、足のむくみについても心臓などの循環器の問題だけではなく、足の関節の動きが悪くなることやふくらはぎの筋力が弱ることに伴う循環の悪化が原因の場合もあります。
広告
健康な足になるための3つのポイント
綺麗な姿勢を保ったり、負担の少ない歩き方を続けたりするためには健康な足であることが大切です。足のバランスを保つことが健康な足の重要なポイントですが、足のバランスを保つための構成要素として意識して鍛えるべき3つのポイントを紹介します。
1足の関節の柔軟性
2土踏まずと足の裏の形(3つの足アーチ)
健康な足の要素として、 かかとから親指の付け根にかけて土踏まずを形成している足の縦アーチについて紹介しました。
さらに細く健康な足の構造を見ていくと、足のアーチは3種類に分けることができます。
- かかとから親指の付け根にかけて土踏まずを構成する「内側の縦アーチ」
- かかとから小指の付け根を構成する「外側の縦アーチ」
- 小指と親指の付け根を結ぶ「横アーチ」
これらの3つの足のアーチがバランスよく保たれることで人は正しく歩くことができます。
3足の裏や足の指の筋力
足には32種類の筋肉が存在しているということを紹介しましたが、特に姿勢や歩く時に影響を及ぼす筋肉は、膝の後ろから足まで伸びている、腓腹筋、ヒラメ筋、後脛骨筋などです。
広告
適切な靴の選び方
靴のサイズをどう選んだらよいかわからない、靴を選ぶ時に靴底や中敷き(インソール)、履き心地などどのようなポイントに注意して選んだら良いか迷うという方に向けて正しい靴の選び方は難しいですよね。足の健康と靴には非常に深い関係性があり、正しい靴を選び足の状態に合わせて適切な調整をすることが重要です。
高齢者やリハビリをする方が履く「リハビリシューズ」を選ぶ方法
ここまでは普通の靴の選び方を紹介してきましたが、高齢者やリハビリをする方が履く「リハビリシューズ」について、普通の靴との違い、購入方法、足のサイズの測り方、リハビリシューズの選び方などを紹介します。
広告
靴を履く足に爪の正しい切り方 足の爪は平らに切る
広告
足の不健康が及ぼす負のサイクル
足が不健康になると社会生活を営む上でも大きな障害が出るということで要介護状態になる前の前段階と言われる「フレイル」 の観点からも重要といわれています。
足の老化が始まると足の筋力が弱り、 歩く姿勢の悪さや足のだるさなどが生じ出し、歩くことに対する意欲が低下してしまうことが多いです。歩くことが少なくなり、足のケアも十分に行われず足の関節の動きが悪くなり筋力も落ちていくと歩く能力がどんどん弱っていきます。歩く能力が弱ると動きたくても動けないという状態になり要介護状態になってしまうということも十分にありえます。
足の不健康が原因でこのような負のサイクルに陥る可能性も十分にありますので、足の不健康に早めに気づき、足を健康に保つための取り組みを早めに始めることはとても大切なことです。
広告
足の機能と靴のサイズの測り方・選び方
ケアマネジャーの転職は、ケアマネ専門の転職サイトを利用しよう
ケアマネジャーの転職はケアマネ専門の転職サイトの利用が安心です。自分で求人を探したり、人づてに紹介してもらったりする場合、本心では希望している条件をいろいろ我慢してしまいがちになります。転職サイトを挟むことで、希望に合う職場を見つけてもらい、見学・面接対策・条件調整なども行ってもらえるので、希望理由や面接対策で悩んだりすることも減ります。新人ケアマネも、ベテランのケアマネも専門の転職サイトの方がケアマネの求人情報を多く持っています。
居宅介護支援事業所では人手不足状態、ケアマネージャー、主任ケアマネージャー資格を有する人の求人が増えています。多くの転職サイトは介護の仕事のおまけのような感じでケアマネの転職支援をしていますが、ケア求人PECORIだけはケアマネ専門なので、登録して電話面談するときにもケアマネとしての状況や今後の働き方、賃金の相場などを相談しやすいです。
「ケア求人PECOLI」は、ケアマネージャー専門の転職サイトという大変珍しいサービスで、ケアマネに特化して全国の転職支援を行っています。他の転職サイトに登録しても、よい求人が見つからなかったり、電話の人と話が合わなかったりしてうまくいかなかったケアマネも、すぐ登録できるので一度登録してピッタリな求人・転職先の紹介を受けてみましょう。(運営:株式会社PECORI 職業紹介許可番号(厚生労働大臣認可):13-ユ-308091)