新型コロナウイルスで人が亡くなることなどの話題が多い2020年なので、昨年1年間に日本の国全体で1年間に何名くらいの方が亡くなり、何名くらいの赤ちゃんが産まれているのか、ちょっとデータで紹介したいと思います。
介護や医療の業界では、一般の人よりも「人が死ぬこと」についてリアルなことだと思います。
人が死亡することは忌まわしいこととして人々の生活から遠ざけられていますが、1日当たりの死亡数などにしてみると、毎日およそ3,830人が日本で亡くなっているんですね。
私たちは、適度に死を恐れつつも、普通に身近で起きることとして考えていかなければなりません。
この記事は、厚生労働省の人口動態統計速報(令和元年12月分)のデータを用いて作成しています。
日本の人口は約1億2630万人
日本の人口は約1億2630万人です。(2020年1月時点)
2019年の各月ごとの出生数・死亡数を表す折れ線グラフ
このグラフは、2019年1月から2019年12月の間の各月ごとの出生数(子供が生まれた数)と、死亡数(人が亡くなった数)をまとめたものです。
毎月75,000人くらいの赤ちゃんが産まれ、毎月115,000人くらいの方が亡くなっています。
1日当たりに換算すると、毎日赤ちゃんが2,500人くらい産まれ、毎日3,830人くらいの方が亡くなっています。
毎日3,830人くらいの人が死亡し、全国の1,405か所の火葬場で火葬される
平成30年度衛生行政報告例によれば、恒常的に使用している火葬場(過去1年以内に稼働実績のある火葬場)の数は、1,405か所となっています。
単純に計算すると、地域の火葬場では、毎日2~3名くらいの方が火葬されています。
(地域や時期により差があるため、火葬が重なるときなどは待機などの状態が生じることもあります。)
2019年の各月ごとの出生数・死亡数の表(月平均値・年間合計)
2019年1月から2019年12月の間の各月ごとの出生数(子供が生まれた数)と、死亡数(人が亡くなった数)を表にまとめました。
出生数 | 死亡数 | |
1月 | 76,519 | 141,292 |
2月 | 67,284 | 119,039 |
3月 | 71,704 | 119,329 |
4月 | 71,138 | 112,939 |
5月 | 79,694 | 112,258 |
6月 | 73,194 | 102,354 |
7月 | 79,057 | 106,594 |
8月 | 78,581 | 111,436 |
9月 | 76,629 | 107,694 |
10月 | 77,341 | 114,284 |
11月 | 72,757 | 119,462 |
12月 | 74,702 | 127,236 |
平均 | 74,883 | 116,160 |
合計 | 898,600 | 1,393,917 |
出生数
2019年1月から2019年12月の間の出生数を合計した、年間出生数は898,600人でした。
死亡数
2019年1月から2019年12月の間の死亡数を合計した、年間死亡数は1,393,917人でした。
人口動態統計とは
人口動態統計とは、出生・死亡・婚姻・離婚及び死産の5種類の「人口動態事象」を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としている。
出生・死亡・婚姻及び離婚については「戸籍法」により、死産については「死産の届出に関する規程」により、市区町村長に届け出られる各種届出書から「人口動態調査票」が市区町村で作成される。調査票は、保健所長及び都道府県知事を経由して、厚生労働大臣に提出され、厚生労働省ではこれらの調査票を集計して人口動態統計を作成している。
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