
体臭口臭便臭ニオイ対策介護テクニックの本を参考に書評+α形式で、私なりにまとめていきます。
この記事は基礎ですが、対策についても後日一部取り上げていきたいと思います。
5感の一つ、嗅覚
人間には、5感が存在しています。5感とは以下です。
- 光を感じる「視覚」-眼
- 音を感じる「聴覚」-耳
- 味を感じる「味覚」-口
- 痛みや音を感じる「触覚(体性感覚)」-皮膚など
嗅覚の場合は、嗅細胞を刺激してにおいを感知させるのです。
ニオイ物質は水溶性が多い!臭い対策はまずは水や湿ったもので拭くこと。
ニオイ物質は水溶性のものが多いです。水溶性とは、水に溶ける性質だということです。
具体的には、乾いたタオルで拭いても落ちないが、濡れたタオルで拭けば臭いが落ちる可能性が高いということです。
髪の毛が濡れたままでいると、たばこのにおいや生活臭を吸いやすいので頭が臭くなったりすることもあります。
におい物質は自然界に40万種類、人間が感じ取れるのは4万種類!
におい物質の大きさと形の違いが臭いのバリエーションとなるのですが、炭素数が8~13の分子構造を持つにおい物質は、良い香りと感じる傾向があるそうです。人間の汗や皮脂からでる脂肪酸は炭素数が10前後のものが多いそうです。つまり、本来は良い香りの一種です。
便のニオイを薄めるとジャスミンの匂い!?
同じ物質でも濃度が変わると全く違う臭いに感じられるそうです。面白いですね。
便のニオイの主成分は、スカトールというニオイ物質ですが、スカトールを薄めるとジャスミンの香りになります。香水でもきついニオイのこともありますが、濃度が濃すぎれば不快なのです。
人間が感じる「におい」は複数の物質を嗅いだ結果、アンモニアは唯一別枠。
人間がニオイを嗅ぐとたくさんのニオイ物質を同時に統合します。
体臭について先ほど紹介しましたが、良い香りである脂肪酸のニオイだけなら良い香りですが、これにアンモニアの臭いが入ります。
アンモニアは他のニオイと統合されないで、別口でアンモニアとして「アンモニア臭」を受容してしまいます。これはすべての人がアンモニアの存在だけ明確に感じてしまうということです。
臭い対策についての各論!
気になる方は以下の文献でも!
参考文献:体臭口臭便臭ニオイ対策介護テクニック, 気になる 口臭・体臭・加齢臭