糖尿病などの生活習慣病の血液検査指標として用いられるHbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー、グリコヘモグロビン)、空腹時血糖値、血中脂質(悪玉LDLコレステロール・善玉HDLコレステロール・中性脂肪)の意味、基準値についてできるだけ分かりやすくまとめます。
動脈硬化は加齢に伴って誰にでも起きますが、生活習慣によって血管老化のスピードには個人差があります。
健康診断で血液検査を行い「血糖値が高い」などの結果が示されますが、その検査の意味を知るとより健康への理解が深まると思います。この記事では、血管の老化という観点から、「血糖」「脂質(コレステロール)」の検査基準値とその意味を紹介します。

血液検査で血糖値が高い状態とは

血液検査や健康管理の話でよく話題になる血糖値ですが、血糖と聞いても今ひとつピンと来ないかもしれません。血液サラサラが良いといわれていますが、糖が多いとどうなるのでしょうか?
極端な話、糖が多いと、血液が水飴になります。ねっちょりと血管の壁にくっついて、血管を傷つけるのです
血糖値が高い状態というのは、血液中に余分な糖分があふれている状態なので、「運動」と「食生活」を改善して水飴のような血液から糖分を減らす働きを正常にすることが大切になります。

空腹時血糖値とは空腹時に余分な血糖がどれくらいあるか

空腹時血糖値の意味

空腹時血糖値とは、10時間以上絶食した状態で、余分な糖が血液中にどれくらい存在しているかを示す値です。

空腹時血糖値の基準値

空腹時血糖値の基準値は、110mg未満だと良好だといわれます。130mg以上だと注意が必要です。

HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー、グリコヘモグロビン)の意味と基準値

HbA1cの読み方は「ヘモグロビンエーワンシー」です。グルコース(血糖)のグリコをとって「グリコヘモグロビン」という場合もあります。

HbA1cの意味

ヘモグロビンは赤血球のたんぱく質で、寿命は4か月くらいです。
赤血球と言えば、酸素を運ぶ役割ですよね。しかし、4か月酸素を運んでいる間に、血中のブドウ糖がこびりついてくるのです。
その血糖のこびりつき具合(結合量)を測定し、過去1~2か月の血糖値の状態が反映されるという最近注目の指数がHbA1cです。

HbA1cの基準値

HbA1cの基準値は、5.6%未満が推奨されいます。6.5%になると糖尿病が強く疑われます。

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血中脂質とは(悪玉LDLコレステロール・善玉HDLコレステロール・中性脂肪)

悪玉LDLコレステロール・善玉HDLコレステロール・中性脂肪
血中脂質とは、その文字通り血中にある脂のことです。脂質とはあぶらです。上記にもありましたが、糖は赤血球(ヘモグロビン)にもくっつきますが、コレステロールにもくっつきます。
糖がくっついたLDLコレステロールは血管の内皮細胞に取り込まれて、有害物質を産生します。これも血管の壁を傷つける原因になります。
善玉が多く、悪玉だ少ない状態は、血中に余分なコレステロールが少ない状態であり、血管にとって良好な状態と言えます。

悪玉LDLコレステロールとは

LDLコレステロールの意味

LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも言われ、コレステロールを血中に増やし、血管壁に蓄積して血管を傷つけます。

LDLコレステロールの基準値

LDLコレステロールは悪玉コレステロールの基準値としては120mg/dL未満に抑えることが推奨されいます。

善玉HDLコレステロールとは

HDLコレステロールの意味

HDLコレステロールは、善玉コレステロールとも言われ、血管壁などにたまったコレステロールを回収する働きをしています。

HDLコレステロールの基準値

HDLコレステロールの基準値は40mg/dL以上が推奨されています。

中性脂肪とは

中性脂肪の意味

内臓脂肪が蓄積しすぎると、内臓の中性脂肪が分解されてFFA(遊離脂肪酸)が血中にあぶれ出します。善玉コレステロールが減少した状態だと、脂質異常になります。
中性脂肪は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の悪性度を高める、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の数を減らす作用もあります。

中性脂肪の基準値

中性脂肪の基準値は150mg/dL未満が推奨されています。

LDLコレステロールが高い、HDLコレステロールが低いと動脈硬化リスクが上がる

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)のバランスが大切です。
検査値に異常がある場合、血管壁が傷ついている可能性は高いです。
血糖と合わせて覚えておきたいですね。

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