ケアマネのしんどい実務研修の理由 日程もやり方も問題大有り
 

ケアマネジャーの試験に合格し実務研修や更新研修を経る過程で数々の困難に直面します。その背景には、研修の日程や方法に関する課題が多く存在していることが指摘されています。

本記事では、ケアマネの実務研修がなぜ「しんどい」と感じられるのか、その要因と具体的な問題点を深堀して、改善の提案も合わせて考察していきます。

介護支援専門員実務研修とは

介護支援専門員実務研修受講試験に合格して、実際にケアマネとして業務をつくために必要な研修です。

「合格率10%くらいのケアマネの試験に合格した!」と喜んでいるのもつかの間、実際に介護支援専門員になれるのは、無理な日程で組まれたこの実務研修を休まずに修了しないといけないことになっています。

介護支援専門員実務研修は合計89時間(実習を含む)ということが介護保険法第 69 条の 2 第 1 項で定められているので、これを修了した上で介護支援専門員資格登録簿に登録しないとならないのです。

介護支援専門員証の有効期間は5年間で、資格更新の際には、必ず有効期間満了日までに「所定の研修の受講→更新申請」が必要です。

介護支援専門員 実務研修受講試験の受験資格や資格の取り方

ケアマネの実務研修がしんどい理由

働きながら合計89時間(実習を含む)の研修を受けるのがしんどい

試験を受けた上に、さらに社会人として働きながら、場合によっては仕事を休んだり、休日を利用したりして89時間の研修を受けるというのはかなりしんどいですよね。

実習会場が遠く、しかも長時間座学でしんどい

介護支援専門員の実務研修については各都道府県の社会福祉協議会が担当をしていますが、決められた時期に決められた会場でのみしか受講することができないので、遠くの会場に公共交通機関を使って遅刻をせずに行かなくちゃいけないという過酷さがあります。またこの研修については、一時期コロナの影響でオンラインで受講することができる時期もありましたが、基本的には会場に行き遅刻も早退も許されないというしんどさがあります。

サービス担当者会議などのオンライン化も容認されてきた中で対面が原則の研修でしんどい

コロナの影響もありサービス担当者会議などでオンラインで会議を開くことも容認されてきていますが、研修は会場に集められて対面で進められます。オンライン会議のやり方なども少しは研修に取り入れたりすれば介護のICT活用や効率化も進みそうなものですが、全体をマネジメントするケアマネージャーの研修を昔ながらの研修や紙に書く書類作成でやっているのですから話になりません。実際ケアマネとして働き始めたら介護のクラウドソフトでやり取りしたりしますし、サービス担当者会議のやり方もオンラインの場合はこういう手続きを踏んでやりましょうという実務の内容を含めればかなり業界の雰囲気も変わるはずです。このようなところが特に若い世代にとっては時代遅れみたいでしんどいと思います。

ケアマネジメントの理想論をぶつけられてしんどい

介護支援専門員の資格を取りケアマネの仕事をする時には利用者のケアマネジメントをすることが一番の仕事ではありますが、この研修のほとんどの時間がこのケアマネジメントの手法や考え方に当てられています。利用者の望む生活を中心として支えるという理想はわかるのですが、正直その内容ばかりで利用者を中心にしてどのようにニーズを把握するかに偏り過ぎています。

今の勤め先でケアマネに職種を変えると、給料が下がりそうでしんどい

これは介護支援専門員の実務研修と直接は関わりはないのですが、介護職員の上位資格として介護支援専門員の試験に合格して嬉しい反面、実際ケアマネとして働くとしたらどれぐらいの年収になるのか待遇はどうなるのかなどを調べていくと、夜勤などもしている介護職員時代の給料よりも下がることが多いのが現実です。給料は自分や家族の生活に直接関わるので、ケアマネとしての初任給がいくらで始まるかが最も重要です!

必要に応じてケアマネ専門の転職支援サービスなどを使い条件をしっかりと提示して良い条件で働きましょう。

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実際ケアマネとして仕事したら必要な利用票・提供票・給付管理などの研修はない

これは大問題だと感じていますが介護支援専門員の実務研修を受けてもケアプランの作成方法しか学ぶことができません。

ケアマネとして即戦力として働くための実務研修ですが、他の事業所との調整や介護保険の給付に関わる実務として必要なことはほぼありません。これが最も問題です。実務研修なのにケアマネの仕事を教えないのです。

施設ケアマネの仕事については実務研修内では全く触れられない

介護支援専門員の実務研修の中では居宅サービスを前提とした居宅介護支援事業所の想定での研修になっています。しかし、居宅介護支援事業所の運営基準などについての内容はほぼ含まれていません。

実際には施設ケアマネとして働く人も多くいますが、施設ケアマネの業務についてはほとんど研修内容に入っていません。

居宅ケアマネの実務をほとんど教えてくれない研修である上に、施設ケアマネの業務についての研修は皆無という状態です。

しんどいだけの介護支援専門員実務研修が変わらないとケアマネの価値が上がらない

社会福祉協議会が運営しているこの実務研修がちゃんとした実務研修の内容にならないと、理想だけは高くて実務を知らないケアマネが生まれ、過剰な介護や最低限度の生活をまず守るということでなく、利用者の好きなことや社会資源などの不安定な環境に頼るようないびつなケアプランが出来上がります。さらに、理想のケアプランを作り上げるということに関しては研修で習いますが、その方向性に向けて各サービス事業者や専門職などとどんな風な書類のやり取りをして、どのようにアセスメントして、請求の時期には何をしなくてはいけないのかということはほぼ学んでいないので、介護保険サービス事業者からも頼りないケアマネだと思われて、ケアマネ不要論を唱えられても仕方ないと思います。

おそらく研修を受けた多くの人がこのようなことを研修後のアンケートや感想で書いていると思うんですが改善されないんですよね。ケアマネが変わらないと、介護はアップデートされません。

ケアマネの重要な業務「給付管理」とは

ケアマネの仕事はケアプラン作るだけでしょという風に一般的には思われていますが、ケアプランを作成して計画を立てて、毎月サービスを提供した実績を確認して、介護給付費を記載した給付管理票などの書類を国保連合会に送信しなくてはいけません。

国保連合会に送付したり、その後にどんなふうに給付されるか、各事業所とどんなやり取りをしなくてはいけないかについても介護支援専門員の実務研修ではほとんど触れません。本当な何でしょうね。

転職サイトを利用して給料や研修体制の確認をして安全な転職を

これからケアマネージャーになろうとしている人はこの記事を見て結構不安になってしまったかもしれません。実際に実務研修を受けた方にとっては共感してもらえる部分も多かったのではないかと思います。

辛口で介護支援専門員の実務研修のしんどいところを書き綴ってきましたが、ケアマネして仕事をする時には以下がポイントです!

  • 給料!昇給しにくいので最初から高めを狙う!
  • 働き方!勤務時間内の研修充実、オンラインや直行直帰など柔軟なところを狙う!

 

ケアマネジャーの転職は、ケアマネ専門の転職サイトを利用しよう

ケアマネジャーの転職はケアマネ専門の転職サイトの利用が安心です。自分で求人を探したり、人づてに紹介してもらったりする場合、本心では希望している条件をいろいろ我慢してしまいがちになります。転職サイトを挟むことで、希望に合う職場を見つけてもらい、見学・面接対策・条件調整なども行ってもらえるので、希望理由や面接対策で悩んだりすることも減ります。新人ケアマネも、ベテランのケアマネも専門の転職サイトの方がケアマネの求人情報を多く持っています。



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