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腸内環境・腸内細菌バランス
生まれて5日くらいまでの間は腸内の最近はほとんどビフィズス菌ですが、大人になるに従って500種類以上、200兆個も腸内細菌が存在するといわれています。
その中で健康に良い働きをする代表がビフィズス菌です。腸内では、体にとって悪い働きをしてしまう細菌と、良い働きをする細菌が常に戦っています。この勢力争いを腸内細菌バランスと言います。
消化管は、皮膚と同様、体の外部から入ってきたものと密に臨戦状態になる場所です。ばい菌が目の前に来ている中、体の免疫も防御を固めていますが、善玉菌がいてくれると悪玉菌の進路を妨害してくれます。
さらに、善玉菌は体によい物質を出して、悪玉菌がいにくい環境を整えてくれます。
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腸内の善玉菌・悪玉菌って?
人間は、お母さんのおなかの中にいる胎児のときには無菌状態です。しかし、出産してからは口や鼻から様々な雑菌が入ってきます。
しかし、赤ちゃんのおなかには、かなり高い割合で母親から受け継いだビフィズス菌という善玉菌が存在しています。ビフィズス菌は最近をやっつけたりしてくれるので病気にならずに保たれています。
赤ちゃんの時のうんちは黄色く酸っぱいにおいがするのですが、これらはビフィズス菌がたくさんいる証拠だといわれます。
消化・吸収をスムーズに行うためには、腸内は酸性(善玉菌優位)であるほうが良いです。ふつうは胃酸などの消化液は酸性ですが、悪玉菌が増えるとアルカリ性になってしまうこともあります。
アルカリ性だと、消化もできないですよね。消化できないとよい栄養吸収もできません。
善玉菌はビフィズス菌、乳酸菌など 20%
善玉菌は、ビフィズス菌、乳酸菌など体によい働きをする細菌のことです。
よく、おなかに良いといわれるヨーグルトに、乳酸菌○○と書かれていたりしますが、乳酸菌には270菌種以上あります。
生まれて数日の赤ちゃんは99%が善玉菌です。成人では20%程度いますが、高齢者になると1%くらいに減少してしまいます。
基本的に悪いばい菌は酸性に弱いことが多いため、人の体や液は酸性をベースに構成されています。善玉菌の中には、このように腸内を酸性にして、悪玉菌の活動を抑制する働きをするものも多くいます。
日和見菌(ひよりみきん)は 70%
日和見菌(ひよりみきん)は、人の皮膚などにもごく普通にいる菌のことです。善か悪かというと、どっちつかずな菌です。
腸内細菌バランスで善玉菌が優位になると、善玉として整腸に役立つ働きをしますが、一旦悪玉菌が優位に立つと悪玉菌と一緒になり悪さを働きます。
悪玉菌はウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌など 10%
腸内のたんぱく質を腐敗させ、有害物質を作り出す細菌のことを言います。生活習慣病や老化の原因になります。
悪玉菌は肉や魚などのたんぱく質が大好きで、これらをエサに増殖するとアンモニアやフェノールなどの有毒物質を大量に発生させます。
たんぱく質がすべて悪いわけではなく、大豆などには乳酸菌などの善玉菌も含まれます。
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腸内環境、腸内細菌バランスと免疫
腸は栄養を吸収する器官ですが、免疫機能も大いに担っています。
先ほど、腸は外部から取り入れた物質と密に接する場所と言いました。消化液で弱らせて腸にたどり着くとはいえ、そこには栄養を吸収するためにテニスコートほどの表面積の腸空間が存在します。
生き残っているばい菌もその広い空間に放たれて、体内に侵入しようとします。体の免疫細胞であるマクロファージや好中球、IgA(免疫グロブリンA)などがこの腸の臨戦地域を守っていますが、善玉菌は腸内を酸性にしたりしてその補助をしてくれます。
善玉菌の補助があまりない状態で、免疫細胞がみんな腸に参戦してしまっていたりすると、鼻やのどの粘膜などの防御が手薄になりそこから感染したりします。
腸内のバランスは、全身の免疫に影響するというわけです。
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腸内フローラとプロバイオティクス
腸内には500種類以上、200兆個の細菌が存在します。
その腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう=腸内で細菌が集まっているところ)のことをまるでお花畑のようなので「腸内フローラ」と呼ぶようになりました。
プロバイオティクスは、「腸内フローラ(腸内菌叢)のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物」と1989年に定義されました。
腸内にはお花畑のようにたくさんの細菌がいますが、いるだけで周囲を元気にする花もあれば、毒を出してしまう花もあります。
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善玉菌のエサになるオリゴ糖
悪玉菌の紹介の時に、悪玉菌のエサはたんぱく質などだと説明しました。
では、善玉菌のエサは何かというと、水溶性の食物繊維やオリゴ糖です。
玉ねぎや大豆、白ネギ、トウモロコシなどの水溶性食物繊維が豊富な食べ物には、オリゴ糖も含まれます。
善玉菌が豊富なヨーグルトなどを摂取しても、ほとんどはうんちと一緒に出てしまいます。
うんち(大便)の成分などについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
乳酸菌だけでも270種類もあり、それぞれ個性があるのでその人の腸内で住み心地がよい菌が残っています。
これらの自分と相性が良い菌を増殖させて定着させるにはオリゴ糖が一役かいます。
私もオリゴのおかげで調子が良くなりました。
どんな人でも自分にあった乳酸菌が存在しています。あえて乳酸菌飲料をたくさん飲むのももちろん効果がありますが、自分に宿っている乳酸菌を元気に増殖させることも大切です。
そこで役に立つのがオリゴ糖です。気軽に乳酸菌にエサをあげて、腸内環境を整えてください!
私はオリゴのおかげを5年以上愛用しています、おすすめです。
カイテキオリゴも愛用者が多いオリゴ糖製品です。
免疫が高まると、余計な体力を使わず疲れにくく元気になりますし、腸の中でばい菌をやっつける抗体たちに余裕ができるので病気にも強くなります!
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