介護保険の訪問介護の「生活援助」・家事
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介護保険の訪問介護でヘルパーがしてはいけないことは色々あります。介護保険の要支援要介護の認定を受けている方の中には、認知症や精神疾患、不安が強い方、寂しい気持ちの方など、色々な状況の方がいる中で、計画に沿って生活に必要なことを提供しています。訪問介護の仕事をするヘルパーとしては、高齢者の生活の役に立ちたいと親切心がわきやすいものです。しかし、介護保険のルールで、ケアプランや訪問介護計画に定めた本人に日常生活上必要な援助以外は提供していけないことになっているのでそのポイントや具体的な内容をまとめて紹介します。

介護保険の訪問介護として行うことができない行為のポイント

介護保険の訪問介護として行うことができない行為のポイントは3点あります。

  • 利用者本人以外のための行為
  • 訪問介護のヘルパーが行わなくても日常生活に支障はないと判断される行為
  • 普段から行うべき家事の範囲を超えている行為

これらのポイントに該当する行為は、介護保険の訪問介護としては不適切と判断される可能性が高いです。介護保険の訪問介護の基本的なルールについてはこちらの記事で。

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以下に介護保険の訪問介護としては不適切と考えられる具体例を示していきます。

単なる見守り、安否確認、話し相手ではいけません

認知症の方の話し相手

ご利用者の中には、生活場面を見守ることや、話し相手になることがその方の安心な生活につながることもあるかもしれませんが、訪問介護としてヘルパーが単なる見守りや話し相手としてご利用者の自宅を訪問し介護保険の訪問介護費を請求することは不適切です。

利用者本人以外の家事などできない

実際に訪問介護を行う中で、よく話題に上がるルールとして「利用者本人以外のための介護や支援」は行なってはいけないということです。訪問介護の生活援助としてご利用者のお宅へ訪問する場合、ご利用者以外の家族の洗濯物、家族の食事、家族の買い物など、一度で済ませてしまいたいという希望を聞くことがよくあります。しかし介護保険の訪問介護として介入する場合には、利用者本人のぶんしか行うことはできません。

庭の草むしりや花や野菜の管理などはできない

庭の草むしりや花や野菜の管理

訪問介護を利用するご利用者の中には、ヘルパーのことを家政婦やお手伝いさんと勘違いしがちな方もいらっしゃいます。草むしりや、育てている花の世話などを頼まれることもあります。私それらの行為は日常生活に支障がないと判断する行為であり不適切です。

犬や猫などペットの世話はできない

高齢者とペットの犬

要支援要介護の状態になったご高齢の方は、犬や猫などのペットを飼っていることも多いです。介護保険の訪問介護としてサービスを提供する中では、同居する家族などのできないのと同じようにペットの世話も行うことができません。

生活範囲を超えた範囲の掃除や整頓

訪問介護の生活援助では、利用者の居室の清掃やゴミ出しなどはヘルパーが行わないと日常生活に支障が出ると判断される場合には行うことができます。訪問介護でよく直面するのが、障子に穴が開いてしまって困っているとか、照明器具にほこりがたまってしまっているなどの場面です。しかし、大掃除で行うような、窓ガラスや床を磨いたり、ベランダやエアコン、照明器具などの清掃、模様替えを行うことも、日常的な家事の範囲を超える行為であり不適切として取り扱われます。

おせち料理を作るなど手間をかけて行う調理はできない

訪問介護は、時間を決めて計画的に介入する介護保険サービスです。訪問介護として介入する内容としては、ヘルパーが行わないと日常生活に支障が出るものとなっているため、年末年始などに訪問介護を行うこともあります。普段から料理を作ることを計画している訪問介護でも、特別な手間をかけて行うおせち料理作りや、手の込んだディナーメニューなど、日常の料理を超えるような内容は提供できません。

ヘルパーによる医療行為は提供できない

できない医療行為

訪問介護に限らず、介護職員は原則医療行為を行うことができません。痰の吸引や経管栄養など、本人や家族ができる行為でも、ヘルパーは原則できません。

平成24年4月から、要件を満たしているヘルパーによる痰の吸引や経管栄養の処置は認められるようになりました。ただし医師の指示に基づく行為であり、事業所もこれらの行為をヘルパーが行うことを事前に申請しておく必要があるため、ケアマネジャーや、介護保険の窓口に相談しておきましょう。
介護職員にも認められている「医療的ケア」についてはこちらもご覧ください。

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介護保険の訪問介護員に役立つ介護報酬や資格の情報

訪問介護費は、介護保険の訪問介護の費用のことです。介護福祉士や介護職員の研修過程を終了した訪問介護員(ヘルパー)が、ケアプランや訪問介護計画に沿って、計画的にご利用者の住居に訪問して行う日常生活上の支援サービスに対する報酬がいくらなのかは、身体介護と生活援助をどれくらいの時間提供するかによって決められています。詳しくは以下の記事で。

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