ハルンバッグとは?ウロ・バルーンなど意味の違いや注意点・血尿の見方まで

ハルンバッグとは?ウロ・バルーンなど意味の違いや注意点・血尿の見方まで
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バルーンカテーテル法で持続的導尿して排尿している方は多くいます。職場によって、バルーン、ハルンバッグ、ウロバッグなど呼び方が様々なこの言葉たちの意味や違い答えられますか?イラスト付きで復習しちゃいましょう!

ハルンバッグ・ウロバッグが気にならないようにカバーや消臭するグッズ

ハルンバックとは(ハルンバッグ)

ハルンバックとは、尿を自力で出せない方が、バルーンを膀胱に固定して、尿道カテーテル・フォーリーカテーテル、導尿チューブを通して排泄した尿を溜めておくバッグです。

ウロバッグ・蓄尿バッグなど排尿関連の医療用語にはいろいろな名前がありますが、違いを知り、介助や看護の伝達ミスが生じないようにしましょう!

ハルンバックとは(ハルンバッグ)
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ウロは医療略語(隠語)でUrology(泌尿器科)のこと

ウロは医療略語(隠語)でUrology(泌尿器科・泌尿器)のことです。デリケートな事のため、隠語でウロと呼ばれます。
ウログッズなどというと、泌尿器関連グッズのことです。ウロバッグは泌尿器バッグという感じですが、隠語として医療業界で通用します。
ちなみに尿をする、おしっこするということは、英語でurineといい、発音的にはユーリンに近いものになります。

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ハルンの意味とは(Hr、Harn)

ハルンとは、尿を意味する医療用語のことです。ドイツ語のHarnから来ており、職場によっては「Hr1000ml」とか「H」などの略語で記録しているところもありますが、一般的にはHRがHeart Rateで心拍数なのであまりお勧めではないようです。

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カテーテルとは(Catheter

カテーテルは、体内に入れている管のことです。図でいうとオレンジの部分がカテーテルです。バルーンがくっついているタイプなのでバルーンカテーテルで通じます。カテーテルを略して「カテ」と言っているところもあります。

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バルーンカテーテルとは (尿道カテーテル・フォーリーカテーテル)

バルーンカテーテルとは、先端が膀胱に入ったら抜けてこないように先端に水をいれる風船がついているタイプのカテーテルです。図のようなタイプのものです。
バルーンカテーテルという言葉をよく聞きますが、この部分のみをいう場合にはフォーリーカテーテルという方が一般的かもしれません。

サンプルポートとは

サンポルポートとは、検査などのために、シリンジ(針無し注射器)などで途中から採取するための穴です。

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膀胱瘻と膀胱留置カテーテルとの違い

膀胱瘻は、恥骨の上・下腹部から腹壁と膀胱に瘻孔をつくり、膀胱内にカテーテルを挿入して、尿を体外に排出する方法です。通常、カテーテル排尿の場合は、尿道を通す方法が採られますが、膀胱留置カテーテルによる排尿に問題がある場合は膀胱瘻の適応になります。膀胱瘻は、下腹部に穴を開けてカテーテルを通している点が違っています

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導尿チューブとは

導尿チューブとは、バルーンカテーテルと接続し、採尿バッグまで尿をつなぎます。チューブが途中で折れていたりねじれていると閉塞してしまい尿が流れない状態となるため注意が必要です。

ミルキングとは

浮遊物などが多く、バルンが詰まりやすい方には、スムーズに採尿するためにミルキングが必要なことがあります。ミルキングという言葉は「乳しぼり」という意味があります。

ミルキングの方法は、カテーテルを上から下に、指先で押していきしごくき、尿が流れやすいようにします。
ミルキングという言葉自体は、排尿以外にも血液や廃液のドレーンなどをしごくことにも使われます。

ドレーンとドレナージの意味

おまけですが、ドレーンとは、体に溜まった水分や血液、リンパ液などを体外に排出するために用いられる管のことです。排出するための管なので、ただ体内に入れた管であるカテーテルとは違います。排出を促すことをドレナージと言います。

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ウロバッグ、採尿バッグ・ハルンバッグの違い

採尿バッグは、導尿チューブを流れてきた尿が溜まる場所です。目盛りがついています。ハルンバッグ・ウロバッグ・尿バッグなど職場によって呼び方は違いますが、おそらく同じ採尿バッグを指しています。

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ハルンバッグの位置と注意点

尿は液体で、本来は排泄されるべきものです。もしも採尿バッグが上の方にあると尿が滞留してしまします。
スムーズに尿が流れるように、採尿バッグは常に膀胱より下に位置するようにします。

導尿チューブやハルンバッグはデリケートなため周囲に配慮する

排泄という行為は本当は人から見られたくないものです。特に排泄物は隠したいのですが、尿の量や状態が確認できるようにやむを得ずスケルトンなバッグに貯めています。
細菌感染などにより、採尿バッグが青紫やピンクに着色してしまう紫色尿バッグ症候群などもあります。
採尿バッグに理解がある人ばかりではないため、「あの人は青い尿が出てる」などと、本人や周囲に不快な思いを持たせないようにする心遣いが必要です。本人も周囲の人も気になっています。少しでも気持ちが楽になるように、目隠しになるものを用意したりする配慮を大切にしたいものです。

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バルーンカテーテル留置・ハルンバッグ有りは尿路感染に注意

バルーンカテーテル留置中は、感染等の合併症を生じるリスクが高いです。

ハルンバッグがある方の感染源と注意すること

陰部の汚染、採尿バッグの排尿チューブ、導尿チューブとカテーテルのつなぎ目などから感染することがあります。
清潔な手で処置する、陰部を清潔に保つ、採尿バッグを不潔な場所に置かない(床につけて置いたりしない)など注意しましょう!

尿路感染症の徴候

腹痛、発熱、排尿痛、残尿感、不安感、悪心嘔吐、食欲不振、尿の混濁など様々です。
これらのことを念頭に置いて介護・看護していきましょう!

ハルンバッグ使用中に血尿が出たときの見方

ハルンバッグを使用している方は、バッグに尿がたまっていくため、色の変化に気づきやすいです。「なんか赤っぽい」「いつもと違う」という場面、けっこうありますよね。そんなときに使えるのが血尿スケールです。

血尿スケールとは

血尿スケールとは、肉眼で見える血尿の程度を色で段階分けした視覚的な基準のことです。色を言葉で伝えにくいときに「3段階くらいの赤みがあります」という形で報告できるようになります。

グレード色の目安対応の目安
1段階淡いピンク色(薄い赤色)経過観察・記録。繰り返す場合は報告
2段階やや濃い赤色(ピンクがかった赤)速やかに看護師・医師に報告
3段階明るい赤色速やかに報告
4段階濃い赤色(暗赤色)即座に報告。緊急対応が必要な可能性
5段階暗い赤色・鮮やかな血の色即座に報告
6段階濃い茶色・黒ずんだ色腎臓由来の出血が疑われる。即座に報告

一般的に2〜3段階以上の血尿は早急に報告することが望ましいとされています。4段階以上は緊急性が高いため即座に報告しましょう。

カテーテルを使っている方が血尿になりやすい理由

カテーテルが常に尿道・膀胱の粘膜に触れているので、もともと出血が起きやすい状態です。体位変換や移乗の際にチューブが引っ張られて粘膜が傷ついたり、カテーテル交換の直後に淡い血尿が出ることもあります。感染が絡んでいる場合もありますし、抗血小板薬や抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を飲んでいる方は余計に出やすいです。

凝血塊(血のかたまり)が混じっている場合はチューブを詰まらせるリスクがあるので、早めに報告してください。

また、痛みがないのに血尿が続いたり、一度治まってからまた出てきたりする場合は膀胱がんなどの悪性腫瘍が背景にある可能性もあります。「治まったから大丈夫」とはなりませんので注意しましょう。

採尿バッグが青紫・紫色になっていたら(紫色蓄尿バック症候群・PUBS)

血尿とはまた別の話ですが、採尿バッグやチューブが青紫・紫色に変色することがあります。「細菌感染などにより、採尿バッグが青紫やピンクに着色してしまう」と前から書いていましたが、これは紫色蓄尿バック症候群(PUBS)というものです。

高齢の女性に多く見られ、便秘と尿路感染が重なることで腸内細菌がトリプトファンという物質を代謝して紫色の色素を作り、バッグやチューブを染めてしまうとされています。血尿ではないので尿自体が赤いわけではなく、バッグやチューブの色が変わります。

発熱などの症状がなければ抗菌薬の治療は不要とされていますが、熱がある場合は治療の対象になります。便秘が誘因になるので排便管理も大切です。「あの人は青い尿が出てる」などと騒がれやすいので、ご本人やご家族にも事前に説明しておけると安心ですね。

ハルンバッグ・ウロバッグが気にならないようにカバーや消臭するグッズも

自分の尿が見える状態になっているのは精神的に気になるものです。病院の中などであればハルンバッグ・ウロバッグが見える状態でベッドや車椅子にぶら下がっていてもそれほど気にしないと思いますが、一般の人の目に触れる状態や介護施設の場合には周りの人も本人も気になります。

ハルンバッグ・ウロバッグをカバーし消臭機能もついているようなグッズもあります。ビニール袋や手提げ袋などを自分で加工してカバーの代わりにする方も多くいますので、予算や状況、お気持ちに合わせて検討してみましょう。

ハルンバッグ・ウロバッグが気にならないようにカバーや消臭するグッズ

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