厚生労働省は、「ヒトT細胞白血病ウイルス1型」(以下、「HTLV-1」)の認知拡大と理解促進を目的に、オリジナルマンガを作成し、ウェブサイトやSNSなどを通じた情報発信を行います。より多くの国民の皆様に「HTLV-1」について知っていただくために、オリジナルのマンガは11月9日から厚生労働省ウェブサイトでダウンロード可能です。
厚生労働省では、今回の企画を通じ、多くの国民が「HTLV-1」について正しく知っていただくことを期待しています。
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)とは
HTLV-1は、「エイチ・ティ・エル・ブイ・ワン」という読み方をします。
妊婦検診でもチェックされている項目ですが、医療関係者も含め一般的にはまだあまり知られていません。
「HTLV-1」は、血液中にあるリンパ球に感染するウイルスです。「HTLV-1」の感染者は、全国で約82万人※いると推定されています。しかし、このウイルスに感染しても、そのほとんどの人が生涯病気を発症しないため、疾患そのものへの関心が持たれにくいという現状があります。
ヒトT細胞白血病ウイルス1型関連疾患と症状とは
発症した場合、リンパ球ががん化する病気「成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)」や、歩行障害や排尿障害を引き起こす脊髄の病気「HTLV-1関連脊髄症(HAM)」になる可能性があります。また、医療従事者の間でも「HTLV-1」の認知度は低いため、HTLV-1関連疾患である「ATL」や、「HAM」の診断が遅れてしまうこともあります。
HTLV-1の感染経路とは
HTLV-1の感染経路は、母子感染と性行為感染となっています。感染したTリンパ球により感染するもので、くしゃみなどで感染することはまずないと言われています。
また、輸血の際には輸血の抗体検査によりほぼ感染拡大は防げているとのことです。
今後、さらなる感染者を増やさないためには、若者から中高年までの幅広い層に向けて、このウイルスに関する正しい認知を広めるとともに、母子感染などの予防可能な感染症を確実に防ぐための取り組みが必要です。
※ 平成28年 第10回HTLV-1対策推進協議会資料(HTLV-1疫学研究及び検査法の標準化に関する研究)に基づく
HTLV-1啓発オリジナルマンガ ダウンロード先
ヒトT細胞白血病ウイルス1型に関する厚生労働省オリジナル啓発漫画は、「厚生労働省 HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)に関する情報」でダウンロードできます。
またこのサイトには詳しくヒトT細胞白血病ウイルス1型について解説されています。
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