大学卒業3年後の離職率は32.3%、1年目に10人に1人離職、3年目には3人に1人が離職。ニートは平成14年以降60万人で変わらず。賃金格差は40代以上で顕著、非正社員だと収入は正社員の半分。

2015年10月30日(金)、厚生労働省ホームページで新規学卒者の離職状況が公開されました。
いろいろ考えさせられますね。

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新規学卒者の離職状況

中学、高校、大学の卒業3年後の離職率は、それぞれ65.3%、40.0%、32.3%となっています。
(いずれも平成24年3月卒業者)
過去の推移や事業所規模別、産業別の状況については以下のリンクをご参照ください。

新規学卒者の離職状況に関する資料一覧

ニート状態の若者の推移

ニートの状態にある若者は、平成14年以降60万人台で推移しています。平成23年は60万人となっています。

「ニート(NEET)」とは

Not in Education,Employment or Training(就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない若者)の略で、元々はイギリスの労働政策において出てきた用語。
日本では、若年無業者のことをいっています。若年無業者とは、「15~34歳の非労働力人口のうち、通学、家事を行っていない者」をいいます。

 

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フリーターと正社員の生涯賃金格差

gakurekitingin2009
年齢が上がれば収入が増加する正社員に対して、パート・アルバイトはほとんど上がらず、横ばい状態となっており、正社員と正社員以外の雇用形態との賃金格差は、年齢が高くなるにつれ広がっていきます。(45~54歳では正社員の半分以下)

ここまでは厚労省の記事からの抜粋です。

働き方・生き方の多様化と賃金の問題

このような統計を見ると、いろいろ考えさせられますね。
教育方針では自由や創意工夫を尊重してきながら、実際に家族を養っていけるような生活をするためには正社員としてやっぱり時間拘束された条件で労働するしかない。
政府や自治体では創業支援なども積極的に行われていますが、それも現実的には難しい面も持ち合わせています。
高校や大学を卒業して就職しても、3年以内に半分近くの人がその職場を離れます。
この理由は何でしょう。若い世代はモラトリアム期間が明らかに長くなってきています。
ネット社会で何でも調べられる世代は、他者との比較や溢れかえる情報から常に目新しい魅力を見つけては迷いながら人生を歩んでいきます。
転職活動1つとっても、実は転職をする気はほとんどなくても、インターネットでニュースなどを見ているだけで転職のスポンサー広告が目に入ります。
このような情報社会では当たり前すぎてしまいますが、それだけ人間・人材が流動的になったということで、このこと自体は善でも悪でもないかと思います。

テクノロジーや世界情勢の変化と、世代間のギャップ

若者を指導する中年世代は、自分たちができなかった理想を若者には叶えて欲しいと願いながら世の中を進めていきます。
中には、自分たちが一番楽して社会からの恩恵も受けて生きたいのだと考える人もいますが…。
自分のアイデンティティを再構築している中年は様々な見解がありますが、お年寄りまでいくと次世代への気持ちが結構意見が似てくるような印象があります。
本当は一生1つの会社で勤めあげるなんてもったいなかった、いろいろチャレンジできるのは若いうちだけだ、豊かな世の中になったんだからそれを味わってほしい・・・
世代の思想を先導するのは、やはりその上の世代だと思うのです。
親心としては「正社員」を子に勧め、「教育者・先を生きる大人」としては自由やチャレンジなどの可能性を示したい。
これからもニートは一定数いるでしょうし、非正社員は増えるでしょう。平均賃金も下がって、その中で税金は上がっていきます。
私の描く未来としては、都心はお金で物やサービスを取引して生活し、田舎ではお金+ぶつぶつ交換でそんなに貧しさを感じずに生活なんてどうでしょう。
いなかでアルバイトで働く代わりに、家賃はタダ、食材もあげるよ的な。

都心だとずうずうしくただ飯食べたり、居候したりという行為はできないのですが、田舎で勇気を出してコミュニケーションすればできるのかもと感じています。
都会しか知らない学生で海外留学できない人は、みんな田舎で3か月くらいホームステイして暮らすなんていうのも結構な異文化体験ができて、お互い様の成り立ちや実用的なコミュニケーションが身につくかも・・・。
私はそんな状態をこの統計資料から考えました。

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