Timed Up and Go Test(TUGテスト)の方法の図・フリー素材

Timed Up and Go Test(TUG)の測定方法

  1. 椅子に深く座り、背筋を伸ばした状態で肘かけがある椅子では肘かけに手をおいた状態、肘かけがない椅子では手を膝の上においた状態からスタート
  2. 無理のない早さで歩き3m先の目印へ
  3. 目印・目標物を回って椅子に戻ってくる
  4. 椅子に着座する
  5. 終了時間はスタート前の姿勢に戻った時点とする。

TUGテストをしてどう活かすか

歩行の評価・測定には、例えば5mや10mの歩行速度計測が用いられています。

これはただ歩くために歩くという性質ですが、TUGテストで課せられているのは複合的な動作です。

人が生活していく中では、周囲や足元の環境によって調整することや、目的を遂行するためにいくつかの動作を同時進行したりすることを求められます。

複合的な動きを観察することで、視覚的にも転倒リスクになりそうなところや動作に困難が生じているところが見えてきます。

また、タイムを測定しておき、定期的に再現して測定することで改善や増悪の具合を把握することができます。

大規模な健康教室や体力測定においては、転倒ハイリスクをスクリーニング的に抽出できます。

例えば、体力測定などでTUGテストを行い、15秒以上の方を選出して、予防的介入を行うことで将来の転倒やADL低下リスクを軽減できます。

TUGテストがすべてではないですが、高齢者分野やリハビリテーション分野で最も多く活用され、手軽にスクリーニングでき、国内外に検証文献も多いので活用してみてください。

TUGについて詳しいことはこの記事

Timed Up and Go Test(TUGテスト)で転倒リスク・ADL低下を予測

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