スマートコミュニティと地域包括ケアシステム、地域生活の安定のために

スマートコミュニティとは

スマートコミュニティは、情報通信技術を活かして再生可能エネルギーの導入を促し、社会全体を環境に優しい体系に変革するとよく言われます。
進化する情報通信技術(ICT)を活用しながら、再生可能エネルギーの導入を促進しつつ、交通システムや、家庭、オフィスなどをスマート化しようという試みです。
何となく耳にすることが増えましたが、介護医療福祉の面からどう関われるか考えていってみます。

2015年、これからの日本の課題

2011年3月の東日本大震災、そして福島第一原子力発電所の事故により、人々はエネルギーや生活を見つめ直し、価値観は大きく変化しました。
個人や地域単位でも、再生可能エネルギーによる自前エネルギー源の確保や、災害に強い街づくりなどが活発に行われるようになってきました。
ここでは、国主導で進められているスマートコミュニティの創出と、一般人のライフスタイルの変化に関係ありそうな部分をピックアップしたいと思います。

資源制約の克服のために

スマートハウスで「創エネ・蓄エネ・省エネ」

スマートハウスとは、情報技術(IT)を駆使して、家庭内のエネルギー需給を賢く管理・制御する次世代住宅と言われています。
電気を「つくる」「ためる」「賢く使う」ためのスマートな設備を搭載して、住宅そのものから家電までをきめ細かく制御してエネルギーを効率的に利用することを目指しています。

スマートメーターできめ細やかな電力管理

スマートメーターとは、双方向通信機能や遠隔開閉機能を有する電子式メーターです。
刻々と変化する電力需要をリアルタイムに近い形でデータとして把握し、必要な分供給します。
この際のデータは見える化したり、第三者などと契約して省エネの助言を受けたりなど様々にメリットが予測されます。
また、メーター自体に通信機能があるため、遠隔地からインターネットを通して電源を切ったり、温度や明るさを調整したりということも可能になります。
2020年までに全需要の80%に導入されるように検討されています。

低酸素社会・環境保全のために

1973年、第1次オイルショックにより原油価格の高騰が問題となりました。その後は原油価格も下降して、家庭のエネルギー消費量は着実に増えてきました。
1990年代になると、エネルギー消費によりCO2などの温暖化ガス(温室効果ガス)による地球環境負荷の増大が大きな問題となり、CO2削減が課題となってきました。
昨年の東日本大震災およびその震災によって引き起こされた原子力発電所の事故により、電力の高品位安定供給や分散型エネルギー活用の必要性が省エネルギーとともに認知されるようになってきたのです。多くの人が震災時に経験した「電気料金の値上げ」や「電力不足」、「計画停電」といった身近な問題で顕在化してきました。

高齢社会を迎えての地域における安心安全な社会の形成のために

地域包括ケアシステムとスマートコミュニティは、どちらも人々の生活の安心安定を目指している。

厚生労働省では、地域包括ケアシステムとして、「住み慣れた場所で必要な時に必要なケアや医療が受けられるような包括的なケアを」という方針を主導しています。
スマートコミュニティの概念も近いものがあり、エネルギー源や生活環境を、それぞれの地域やコミュニティーに合わせて創り・蓄積して・必要な時に必要なかたちで提供というスマートなかたちを目指しています。
地域包括ケアシステムでは、主にマンパワーとハード面で人々の生活を支えていきますが、スマートコミュニティではICTを駆使して生活を安定させます。

スマートコミュニティでコンピュータ×人間の温かく正確な見守りを

スマートコミュニティでは電力などのエネルギーと、通信を密に繋ぎ合わせて、ICTで人々の生活を支えます。
地球規模の抽象的なことを話ししてもピンときませんが、個人単位でも家電が次々にネットに繋がってきています。

IoT(Internet of Things、インターネットオブシングス)、M2M(Machine-to-Machine)のトレンドが来ている

IoTとは、身の回りにあるモノにセンサーが組み込まれて、直接インターネットにつながり、モノ同士、あるいはモノとヒトとが相互に通信できるようになる仕組みのことです。
M2Mとは、人間を介在しない機械どうしのやり取りによりプロセスが実行されていくという考え方のことです。
トイレや冷蔵庫、ベッドなどにセンサーを設置して、異変を感知するとあらかじめ登録した家族やヘルパーの連絡先に通知される仕組みなどは、M2Mの先駆けです。
センサーからの情報が、発信器・通信のプロセスを行い、連絡先の人に届けるのです。
このようなプロセスは今後もっと複雑化しますが、創る人たちも使う側のことを考える世の中になってきているので、大変ありがたいものになるでしょう。

スマートメーター&ケアマネジャーがエネルギー&マンパワー(社会サービス)をスマートに!機械的なセンサーで測れないところは人間の眼と心で把握!

スマートメーターは、刻々と変化する需要をリアルタイムに近い形でデータとして把握します。
この際のデータは見える化したり、第三者に情報発信して、レスポンスを受けたりできるようになります。
家電が利用者、スマートメーターはケアマネジャーです。データ収集して、見える化して、専門家に助言を受けて、現状で必須な最も良いサービスを提供しましょう。
機械で測れるものと、測れないものがあります。そのために介護保険事業は民間にも開放されて、地域でケアする形がとられています。
ケアマネジャーを中心に関わるスタッフ、家族、行政などの眼と心で状態をリアルタイムに共有して、知恵とアイデアを出し合っていきましょう!

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